(16日、第107回全国高校野球選手権新潟大会3回戦 日本文理2―6中越) 「下位でもやってやる、後ろには俺がいるとい…
(16日、第107回全国高校野球選手権新潟大会3回戦 日本文理2―6中越)
「下位でもやってやる、後ろには俺がいるという気持ちだった」
中越の宮崎翔矢(2年)のこの日の打順は7番。10日の初戦は1番だったが、試合直前に知り、逆に奮起した。3安打1打点の活躍で、本田仁哉監督に「守備も含めて今日のMVP」と言わしめた。
日本文理とはともに夏の優勝経験があるライバル。「絶対落とせない。勝ち切る」つもりで打席に立った。二回の初打席こそ、左飛に倒れたものの、その後3打席連続の安打。中でも八回は、1死から中前適時打で二塁走者をかえし、相手の反撃ムードを断ち切る貴重な追加点を挙げた。
強豪相手の3安打に「つらい練習を積み重ねてきたので、それが結果につながった」と振り返った。
■守備でも活躍
三塁守備でも、八回表、日本文理が2点を挙げ、さらに2死一、三塁の場面。強い当たりのゴロを落球しかけてひやっとさせたが、その後落ち着いて一塁に送球し、追加点を許さなかった。
本田監督も「5対3になったら危なかった。ライン際もよく守ってくれた」と、2年生の攻守の活躍をたたえた。(エリアリポーター・久保田正)