◇国内女子◇明治安田レディスゴルフトーナメント 事前情報(16日)◇仙台クラシックGC (宮城)◇6642yd(パー7…

警察も駆けつけての捜索が続いた

◇国内女子◇明治安田レディスゴルフトーナメント 事前情報(16日)◇仙台クラシックGC (宮城)◇6642yd(パー72)

宮城県の仙台クラシックGCで開催を予定していた日本女子プロゴルフツアー「明治安田レディスゴルフトーナメント」は開幕前日の16日、コース内でクマの出没が確認された。来場者の安全確保を優先して同日のプロアマ戦を中止した。また、協議の結果、あす17日(木)の競技中止、第1ラウンドの順延も決定し、引き続き安全確保と2日目以降の競技の対応策を検討する。

この日の午前11時前、プロアマ戦の最中に運営スタッフが1番ティイングエリア後方で小グマを発見し、ラウンドを中断した。大会は「開催コース内で小熊が出現したとの情報あり、安全確保のため、本日のプロアマ競技を中止とします。明日の競技は未定です」と選手・関係者に通達した。

午後0時15分から1時間にわたって地元警察および自治体関係者らによる捜索が行われたが、クマの姿は確認できなかった。同GCの美濃秋伸・副支配人によると、前回コース内でクマが発見されたのは約2年前だという。「宮城はイノシシも多い。(コース外周を)フェンスでぐるっと対策しているので入ってくるのは難しいと思うけれど、クマは木を登ったりもする。でも、目撃件数が多いわけではない。きのうまで結構、準備をしてきたので残念に思う」と話した。

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が主催する本大会は、明治安田生命保険がタイトルパートナーを務める今季の新規大会。賞金総額1億円(優勝1800万円)を争い、120人が出場する予定だった。同社と所属契約を結ぶ米ツアーメンバーの勝みなみも帰国してエントリーしていた。

国内女子ツアーでは5月、石川県のGCツインフィールズで行われた下部ステップアップツアー「ツインフィールズレディース」最終日にクマの出没が確認され競技を中断、当日のラウンドがそのまま中止される前例のない事態に陥った。