「クレムリン・カップ」(10月16日~10月22日/ロシア・モスクワ/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第7シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)とダリア・カサキナ(ロシア)が対戦。ゲルゲスが6-1、6-2でロシアの期待の星であるカサキナを…

「クレムリン・カップ」(10月16日~10月22日/ロシア・モスクワ/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第7シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)とダリア・カサキナ(ロシア)が対戦。ゲルゲスが6-1、6-2でロシアの期待の星であるカサキナを下し、優勝を飾った。

今シーズンゲルゲスは決勝で3連敗を喫していたが、4回目の挑戦でようやく幸運が訪れた。彼女はこれまでにタイトルを3回獲得しているが、今回の優勝は6年ぶりとなった。

コート上でのインタビューで、「嬉しいの一言に尽きます。この瞬間を味わうために、6年間努力してきました。とても幸せな気分ですし、ダリアとこの瞬間を共にできることが何よりも嬉しいです」と語ったとWTA公式サイトが報じている。

この勝利で世界ランキング27位のゲルゲスはトップ20に返り咲くとともに、「WTAエリート・トロフィー珠海」への出場権を獲得することになった。さらにこの試合で4本のサービスエースを決めたゲルゲスは2008年以来3人目となる、1シーズン400本以上のサービスエース獲得記録保持者となった。

また、2012年5月以来、284週連続でドイツ人ランクトップを守り続けたアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を退け、、ゲルゲスは月曜日更新のランキングで1位の座につく。

昨年も準決勝まで勝ち進んだゲルゲスは、「この大会はプレーしやすいだけでなく、会場全体が心地よい雰囲気に包まれています。すべてが好きです。みんな、とてもやさしくて礼儀正しい。そのことにとても感謝しているし、私がこの大会で試合を楽しむことができる理由でもあります」と試合後のインタビューで観客に語りかけていた。(テニスデイリー編集部)※写真は「クレムリン・カップ」で優勝したゲルゲス

(Photo by Sefa Karacan/Anadolu Agency/Getty Images)