(15日、第107回全国高校野球選手権岡山大会1回戦 玉島商1―0岡山朝日) 玉島商のエース・寺内智哉投手(3年)は大会…
(15日、第107回全国高校野球選手権岡山大会1回戦 玉島商1―0岡山朝日)
玉島商のエース・寺内智哉投手(3年)は大会直前のアクシデントを乗り越え、完封に決勝打と投打に活躍した。
高校入学後は遊撃手だったが、昨年の夏前に肩の強さを買われ、投手に転向した。大会を控えた今年6月中旬、アクシデントが寺内投手を襲った。せきこんだ際に右の肋骨(ろっこつ)にひびが入り、2週間ほど練習できなかった。
春の県大会では強豪と対戦し、「相手にのまれた」(寺内投手)という苦い経験がある。だから、練習を十分積めなかったとはいえ、この試合は「やってやろう」と強い気持ちで臨んだ。変化球で打ち取る投球がさえた。尻上がりに調子をあげ、被安打3の完封勝利。打撃面でも、決勝打を含む2安打と活躍した。
次戦の相手は昨夏準優勝の関西。「自分の投球をして、打ち取って勝ちたい」と意気込んだ。(勝亦邦夫)