◇メジャー最終戦◇全英オープン 事前(15日)◇ロイヤルポートラッシュGC(北アイルランド)◇7381 yd(パー71…

全英の難しさは「好きな方」

◇メジャー最終戦◇全英オープン 事前(15日)◇ロイヤルポートラッシュGC(北アイルランド)◇7381 yd(パー71)

高低差がきついグリーン周り、硬いフェアウェイ、重い海風に向かって打つショット…3年ぶりの「全英オープン」は今年もやっぱり難しい。それでも今平周吾は、「普通のゴルフをさせてくれない難しさがある。でも、好きな方ですね」と耐えるゴルフがキライじゃない。

昨年の国内ツアー「日本オープン」を制し、2022年大会(スコットランド・セントアンドリュース)以来となる本大会の出場権を獲得した。海外メジャーへの挑戦も3年ぶりで、「楽しみでした」と久々の雰囲気を噛みしめた。

メジャー自体も3年ぶり

3年ぶり4度目の全英オープンは、19年にも回ったロイヤルポートラッシュで迎える。月曜からコースに入ったが、全英につきものの悪天候の影響で練習ラウンドは途中でストップ。この日も雨の中で9ホールをプレーし、2日間で計20ホールを回った。「来たら、また思い出すだろうなって思ったけど、覚えきれないですね」と事前準備はいくら行ってもキリがない。

「転がしていかないといけないし、(他よりも)転がるから、そういう計算をしないといけない」とセオリー通り“手前から”のマネジメントを徹底する。「まずは、予選を通過して。できれば上位にいきたい」と意気込んだ。

「手前から」を徹底

予選落ちだった19年大会は、初日4番でティショットがOBとなり「8」を叩くなど「83」。苦しいスタートを切った思い出があるが、2日目は「69」と巻き返した。「2日目は良いゴルフができたので、そのイメージでやっていきたい」。初日は現地時間の午後12時53分にスタート。6年前のイメージも忘れずに、好スタートを目指す。(北アイルランド・ポートラッシュ/谷口愛純)