今季初登板で6回2失点と力投した阪神・高橋遥人(C)産経新聞社 阪神・高橋遥人が7月15日の中日戦(甲子園)に先発。20…

今季初登板で6回2失点と力投した阪神・高橋遥人(C)産経新聞社

 阪神・高橋遥人が7月15日の中日戦(甲子園)に先発。2024年11月に受けた左手首のプレート除去手術からの復活をかけた登板は6回2失点で、自身に勝敗は付かなかった。チームは延長11回の末に、2-3で敗れた。

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 レギュラーシーズンの登板は2024年9月23日の巨人戦(同)以来、295日ぶり。立ち上がりは、バックの好守に支えられた。初回先頭・岡林勇希のセンターに抜けそうな当たりを二塁手・中野拓夢が回り込んで対応。2死一塁からは、4番・細川成也の三塁線を襲った鋭い打球を、佐藤輝明が素早い反応で処理し、無失点で滑り出した。

 阪神はその裏、2死無走者からチャンスを作り、5番・大山悠輔のタイムリー二塁打で先制。高橋も3回まで順調に「0」を並べた。ところが、4回にミスが連鎖した。

 安打と四球で無死一、二塁のピンチを招くと、5番のジェイソン・ボスラーは一塁へのゴロ。高橋はファーストへカバーに入り、「3-6-1」の併殺が完成したかと思えたが、一塁ベースを踏めず、1死一、三塁とピンチが残ってしまった。

 さらに、6番・佐藤龍世のバントでは三塁走者が気になったのか、お手玉をしてしまい満塁に。続く山本泰寛にライト前に運ばれ、右翼手・森下翔太が打球を大きくはじくエラーも重なり、逆転された。これが実に中日戦は2020年以来5年ぶり、36イニングぶりの失点だった。

 中継した『DAZN』のベンチリポートでは、「久しぶりの甲子園で、まず投げられたことが良かった。自分のミスでピンチを広げてしまい、打たれてしまい悔しいです」というコメントが紹介された。最速150キロと、存在感は十分に発揮した復帰登板。勝利の笑顔は、後半戦で必ず見せる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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