2026年2~3月に開催されるミラノ・コルティナ冬季オリンピック(五輪)とパラリンピックで選手たちに贈られるメダルのデ…

 2026年2~3月に開催されるミラノ・コルティナ冬季オリンピック(五輪)とパラリンピックで選手たちに贈られるメダルのデザインが15日、発表された。直径80ミリ、厚さ10ミリ。金メダル1個あたりの重さは506グラムで、うち6グラムが金だという。

 メダルはいずれも二つの半円が融合したような仕上がりで、イタリアの先駆的なデザインを基に純粋さやシンプルさ、革新性を反映させたという。大会組織委員会によると、アスリートの勝利だけでなく、支えた家族や指導者、チームメートなどとの道のりにも敬意を示し「つながり」や「団結」を象徴している。

 半円のような形が重なる中央部分にあしらわれた五輪、パラリンピックのシンボルは、史上初めて複数の都市を大会名に冠した今大会の方針にも沿っている。

 大会組織委でブランドなどを担当するディレクターのラファエラ・パニエ氏は、「勝利は決して一人だけの瞬間ではない。多くの人の支えや団結によって得られることを、デザインで示したかった」とコメントした。

 五輪は来年2月6~22日に8競技116種目が実施される。金、銀、銅メダルが、それぞれ245選手に贈られる見込みだ。

 パラリンピックは3月6~15日に6競技79種目を実施。3種類のメダルはそれぞれ137選手に贈呈されるという。(遠田寛生)