(15日、第107回全国高校野球選手権神奈川大会3回戦、藤嶺藤沢10―3大船) 藤嶺藤沢の1番打者の五島湊(3年)は4打…

(15日、第107回全国高校野球選手権神奈川大会3回戦、藤嶺藤沢10―3大船)

 藤嶺藤沢の1番打者の五島湊(3年)は4打数4安打。持ち味の長打力を生かして切り込み隊長の役割を果たした。

 初回に二塁打を放ち、先制の本塁を踏んだ。「打ったからと、力まずに、(その後も)低く強い打球を意識した」。1番打者らしい、出塁を最優先する打撃を続けた。

 その意識が、四回の左翼席に飛び込む本塁打につながった。追い込まれて、バットを短く握り直し、改めて低い打球を狙った。「インハイ、まっすぐ。バットの芯は食っていた」と振り返った。

 今大会の初戦でも5打数4安打と好調だ。

 ウェートトレーニングに取り組み、ベンチプレスは110キロ、スクワットは150キロを上げるという。たくましい長打力の源泉の一つになった。(佐藤英法)