第107回全国高校野球選手権栃木大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)第4日は13日、宇都宮清原球場など県内の3球場で…

 第107回全国高校野球選手権栃木大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)第4日は13日、宇都宮清原球場など県内の3球場で1回戦7試合があった。前年に初優勝した石橋は鹿沼東をコールドゲームで下した。鹿沼商工、栃木商、真岡などもコールド勝ちした。この日で1回戦が終了。15日から2回戦が始まり、シード校も登場する。

 13日の試合結果は次のとおり。

 ▽1回戦 栃木商8―1佐野(8回コールド)、鹿沼商工7―0小山北桜(8回コールド)、宇都宮21―0矢板東・黒羽(5回コールド)、石橋10―1鹿沼東(7回コールド)、真岡13―3佐野東・足利南・足利清風(8回コールド)、鹿沼9―1栃木農(7回コールド)、宇都宮短大付5―4那須拓陽(延長11回タイブレーク)(津布楽洋一)

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 石橋が、2005年の宇都宮南以来となる県立校の大会2連覇に向けて好スタートを切った。選手たちは「強く低い打球」を放つことを徹底。六回までに先発全員安打となる16安打を放ち、鹿沼東に大勝した。福田博之監督は「本番にきちんと調整してくるのがうちの選手たちの強み」と手応えを得た様子だった。

 3安打を放った主将の杉浦悠成(3年)は「優勝したのは昨年のチーム。自分たちはノーシードの発展途上でまだまだ弱い。挑戦者の気持ちで臨む」。次戦も「堅守とワンチャンスで得点できるように」と気の緩みはなかった。(津布楽洋一)