【EAFF E-1サッカー選手権 日本代表VS韓国代表 2025年7月13日(日)20:00キックオフ】 撮影/原壮史(…

【EAFF E-1サッカー選手権 日本代表VS韓国代表 2025年7月13日(日)20:00キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)

■初戦から「先発6人」入れ替え

 日本は初戦でFW起用だったキャプテンの高橋はな(25)を、センターバックで起用。また、スタメンの半分以上、6人を入れ替えた。

 初戦で途中出場し、好パフォーマンスを披露したINAC神戸レオネッサの吉田莉胡(23)は、この試合、スタメン出場。その期待に応え、前半20分には、高い位置でボールを奪取すると、惜しくもゴール右に外れたものの、鋭い右足の振りから強烈なミドルシュートを放った。

 試合前半は、韓国が中盤でゲームを作ることができず、日本がボールを持つ時間が長くなった。韓国はカウンター狙いに切り替え、粘り強く守ることを選択。試合は中盤での“寄せの応酬”になっていった。

 互いにピッチの中央で苦戦する中、サイドで近い距離感でプレーしたり、最終ラインの石川璃音(22)が前線へのボールを選択したりと変化を見せようとするものの、均衡をなかなか崩せないい。

 それでも37分、右サイドの愛川陽菜(21)が、ややマイナス方向にボールを運びながら斜めのボールを入れると、成宮唯(30)が飛び出してゴール。1-0で前半を終えることに成功した。

■「強まっていった」反撃の圧!

 後半開始から日本は、背番号10の塩越柚歩(27)を投入。

 ウイングではなくトップ下でのプレーとなった塩越だったが、カウンター狙いの韓国に対して中盤での入れ替わりを防ごうとする日本が中央を使う回数が少なくなったことで、アタッキングサードでボールを持つことができなかった。

 韓国は、澤穂希や川澄奈穂美らとともにINAC神戸の黄金期を築き上げた、韓国で“女メッシ”と呼ばれるチ・ソヨン(34)が幅広くボールに関与するようになり、反撃の圧がどんどん強まっていった。

 辛うじてゴールを割らせなかった日本だったが、ラスト10分で韓国のギアがより上がると、86分にとうとう同点を許してしまう。

 その後は日本も攻撃のギアを上げ、アディショナルタイムを含めた約10分間で1試合分相当のチャンスや決定機が生まれる熱戦となったが、1-1のまま終了のホイッスルが響いた。

 最終戦は中国と1勝1分同士の激突に。韓国は2分となっており、その試合に決着がつけば、勝利チームが優勝をつかむことになる。

■試合結果

日本代表 1-1 韓国代表

■得点

37分 成宮唯(日本)

86分 チョン・ダビン(韓国)

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