<第45回日米大学野球選手権大会:日本6-5アメリカ>◇13日◇明治神宮野球場 13日、日米大学野球選手権大会の最終戦が…

<第45回日米大学野球選手権大会:日本6-5アメリカ>◇13日◇明治神宮野球場

 13日、日米大学野球選手権大会の最終戦が行われ、6対5で勝利した。プロ注目の強打者・青山学院大の小田 康一郎内野手(4年=中京)は2安打2打点の活躍で勝利に貢献した。

 第一打席には右前へ運ぶ適時打を放つと、3回には初球を捉えてチャンスメイク。第3打席には一死三塁から高くはねた二ゴロで三塁走者が還り、追加点を挙げた。「調子がよかっただけに、あまり納得いっていない打席もあった」と3打席目以降の凡退を悔やんだが、「結果的に打点につながりチームに貢献できた」と納得した表情を浮かべた。

 代表では候補合宿から世代を代表する選手たちと交流し、自身の成長にも繋がった。なかでも「自分と同じタイプの打者」と口にした中京大の秋山 俊外野手(4年=仙台育英)について「簡単にヒットを打つ選手。余裕を持った構えで凄い打球を飛ばしている」と強烈な打球に目を奪われたという。日米大学野球で首位打者をとった打棒に刺激を受け、「脱力したところからあれだけ力強い打球を飛ばせるのは、それだけ準備が重要になるということ。タイミングの取り方などを見て学べたので、今後の練習で試して見てみたい」と吸収している。

 今大会は初戦で本塁打を含む1試合3安打を記録するなど、全5試合で8安打、打率.348の好成績で終えた。今回の経験を糧に、東都大学リーグで5連覇中のチームでさらなる飛躍を誓っている。