<第107回全国高等学校野球選手権 愛知大会Gブロック:中部大春日丘11―0大成(6回コールドゲーム)>◇14日◇3回戦…

<第107回全国高等学校野球選手権 愛知大会Gブロック:中部大春日丘11―0大成(6回コールドゲーム)>◇14日◇3回戦◇パロマ瑞穂球場

 愛知では名古屋市内のいわゆる‟私学4強”が圧倒的存在となっている。しかし、それを追う次の集団“セカンド私学”も質は高い。その中で先頭を走っている存在と言えるのが中部大春日丘であろう。甲子園出場こそないものの、春季県大会では3度の優勝、準優勝も1度という実績がある。昨秋も、県大会では享栄、愛工大名電などの強豪を破ってベスト8に進出した。ただ、準々決勝では、優勝して甲子園出場も果たした至学館に1対2で敗れている。

 大成は、尾張地区では安定して上位に進出している。県大会などでは、あと一つの壁を破り切れていないが、チーム力はある。愛知啓成の系列校でもあり、柔道部は全国的な強豪校としても知られている。

 春季県大会の1回戦でも対戦していたこの両校。その時は中部大春日丘が何とか3対2で競り勝っている。中部大春日丘の齊藤真監督は試合前のイメージとして、「相手投手の交わしてくる投球に打ちあぐねて、春のように苦しめられるか、上手く捉えられていけるのかというところだったと思っていました。捉えられれば、大量点もあり得るかもしれない」と見ていたという。中部大春日丘としては、それがいい方の目が出たと言っていいであろか。

 初回に、3番からの5連打で大量5点を奪い取ると、3回にも原田 蒼投手(3年)自らの3ランなども飛び出して、さらに4点。ここまでで9対0として、試合の行方をほぼ決定させた。本来は、最も頼れる1番打者という水野 拓海主将(3年)が、ここまであまり当たっていなかったということだったが、6回に三塁打が出て切っ掛けを掴んでいきそうな感じでもあった。チーム全体としては、非常にいい形、いい雰囲気 になっていっているようだ。

 一昨年夏のベスト4に進出したチームと比較して、今年のチームはどう分析しているのかと尋ねたところ、「ここの技術としては遜色ないと思っています。細かい部分での神経の配り方や注意力など、そのあたりは、まだ甘いです。大会もまだ3回戦ですし、また1週間空くので、その中でもしっかりと成長させていきたいと思う」と、語ってくれた。

 大成の山岡 大祐監督は、春季大会で中部大春日丘に対して好投した背番号11の宮田 十梧投手(2年)をエースナンバーの小久保 宗治投手(3年)ではなく、先発マウンドに送ったが、序盤から捉えられてしまったのが誤算だった。