坂本は強固な投手陣をしっかりリードする(C)産経新聞社 阪神投手陣が崩れない。 7月13日のヤクルト戦(甲子園)に先発し…

坂本は強固な投手陣をしっかりリードする(C)産経新聞社

 阪神投手陣が崩れない。

 7月13日のヤクルト戦(甲子園)に先発した左腕、伊藤将司は引き続き抜群の安定感を発揮。

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 ヤクルト打線に7回3安打無失点で交流戦からチームに再合流した左腕は無傷の4連勝。打線もそんな伊藤を6回無死二塁から主砲、佐藤輝明が相手先発、ペドロ・アビラから24号2ランを放つなど、援護した。

 制球力が持ち味の左腕は6月以降、5度の先発すべてでQS(6回以上、自責3以内)を達成。低めを丁寧につく伊藤の持ち味を生かし、打者の反応も確かめながら、しっかり封じ込めていく坂本のリードも光る。

 7月の時点でチーム防御率1.95は球界においても評論家が口をそろえて"異次元"と評する、高いレベル。投手陣の躍進には先発マスクを多くかぶる坂本の存在感もここにきて、クローズアップされている。

 今季チームトップの66試合でマスクをかぶり、6月は4試合に登板、3勝1敗、防御率1・01で月間MVPを獲得したデュプランティエが絶大な信頼を寄せていることも話題を呼んでいる。

 月間MVPの会見でも「一緒に配球、登板を作り上げることができた」「彼のおかげで自分の思ったような投球をすることができました」と感謝を惜しまない。

 坂本といえば、投手の意思をしっかり汲み取るリードで知られる。投手が納得できる球を投げられることで、リズムの良さにも繋がっているとされる。

 坂本の多方面に目を配りながら、投手をしっかりリードする姿勢は藤川球児監督も高く評価、ファンの間からも「本当に頭が下がります」「このまま、安定したバッテリーが続いて欲しい」「こんなに投手から愛されるキャッチャーも珍しい」「FAで出ていかなくて、本当に良かった」など、昨オフは捕手FAで権利行使が注目されながら、藤川監督のラブコールにも応え、残留となった扇の要を評価する声が多く上がっている。

 強いチームでは名捕手がしっかり機能しているというのも条件となるが、今後も背番号12の安定感あるプレーが注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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