<第107回全国高等学校野球選手権滋賀大会:彦根総合10-1米原 >◇13日◇2回戦◇HPLベースボールパーク 第4シー…
<第107回全国高等学校野球選手権滋賀大会:彦根総合10-1米原 >◇13日◇2回戦◇HPLベースボールパーク
第4シードの彦根総合がコールド勝ちで初戦突破。先発全員の17安打と打線が活発だった。
彦根総合は北大津を6度の甲子園に導いた宮崎 裕也監督が2020年に赴任してから急速に力を付けたチーム。2023年春には甲子園初出場を果たしている。
だが、今大会はベンチに宮崎監督がいない。北大津時代の教え子で、2010年夏に三塁手で甲子園に出場している北野 力コーチが代わりに監督として登録されている。
宮崎監督は不祥事を起こしたわけではなく、体調が悪いわけでもない。現在も監督としての職は辞しておらず、球場にも元気な姿を見せていた。
「チームをまとめるのが監督の仕事」と認識している宮崎監督。今大会に関しては3年生の担任を務めており、選手との距離が近い北野コーチがベンチに入ることが最適な布陣という結論に至ったそうだ。
とはいえ、北野コーチにとってはこれが公式戦初采配。6日の開幕直前に宮崎監督から監督としてベンチに入ることを任命された北野コーチは「ビックリしました」と流石に戸惑いを隠せなかった。
そんな中でも「いつも通り楽しくできました」と主将の佐山 清麻内野手(3年)が話すように選手たちは力を発揮する。1回表、一死二、三塁から4番・吉田 康清内野手(3年)の右前2点適時打で先制。「味方がチャンスを作ってくれた。それを還すのが僕の仕事なので、大事な場面で還せて良かったです」と振り返った。
彦根総合はその後、もう1点を加えると、3対1で迎えた3回表には打者10人の猛攻で6得点。単打が5本飛び出すつながりのある打撃を見せ、序盤で大勢を決定づけた。
「僕が何かしたというよりは選手がノビノビやってくれたという印象です」と初采配を振り返った北野コーチ。ランナーが生還した際には北野コーチとハイタッチをする場面が見られ、ベンチにはいつもと違った雰囲気があった。
あえて、自分がベンチに入らないという「采配」をふるった宮崎監督。異例の体制で夏を戦っている彦根総合はどこまで勝ち上がるだろうか。