◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 最終日(13日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504yd(パ…
◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 最終日(13日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504yd(パー71)
2打差7位とメジャー制覇を狙える位置からスタートした吉田優利は2バーディ、5ボギー「74」とスコアを落とし、6アンダー21位で初出場のエビアンを終えた。
出だし1番で左ラフから低く出すしかなかったセカンドが大きく右に飛んだ。「いま直したいスイングで、直せなかった場合はシャンクが出るんです。あれはしょうがないというか、『ここではできなかったな』って(受け止められた)」。ボギーが先行してもミスを引きずることなく、むしろ木に当たって右ラフに戻ってきてくれたラッキーに感謝していた。
ピンに近い左ラフに外した3番もギリギリを狙うチッピングがわずかに下りのラインまで届かず、2m強の繊細なパーパットがカップ手前で左に切れていった。プレッシャーに感じていたのは、メジャー最終日に優勝を争う緊張感といった漠然としたものではなく、タフなピン位置だったという。
左に曲がるドローボールでゲームを組み立てる吉田にとって、シンプルに狙うだけではきついグリーンの傾斜で左に流されるようなロケーションが多かったこの日はまさに考えどころ。「左に行きたくない気持ちが、自分のゴルフにすごく悪い影響を与えちゃったかな」と振り返る。
大会中に「今年一番いい」と繰り返していたショットの充実感。米ツアー自己ベスト「63」をマークした前日は「小細工したり、ミスの許容範囲が広くなってきちゃう感じがあったけど、でも、いい時はこのゴルフでやっていたんで。ここから、ひと皮むけたいんです」とも話していた。そのためのプロセスは、2年目の折り返しを迎えた米ツアーの戦いの中で固まりつつある。
「飛距離があったら、もちろんもっといいゴルフはできると思うんですけど、自分的には“限界”かなっていうのは思っていて。身体がもう、(骨格的に)これ以上は飛ばせない感じなので。やっぱり精度。アイアンの方向だけじゃなく、スピンコントロール、ランのコントロールをもっと精密にやっていけば、もうちょっといいところからバーディパットを打てる。そういうところの、もうちょっとのミスをせめぎ合っている世界だと思うので」
傾斜地からのショットがポイントになったエビアンから、初出場の2週後「ISPS Handa スコットランド女子オープン」はフラットなリンクスで戦う。その翌週には2年ぶりの「AIG女子オープン(全英女子)」も控える。「自分的にはすごくいい4日間だったと思いたいし、これをどうつなげるか。生かすも殺すも自分次第なので、しっかりいい方向に持っていきたい」。理想のゴルフを求めて細部を突き詰める歩みは続いていく。(フランス・エビアン/亀山泰宏)