(13日、第107回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 粉河1―0高野山) 緊迫した投手戦。初回に1点を挙げた粉河が、高…
(13日、第107回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 粉河1―0高野山)
緊迫した投手戦。初回に1点を挙げた粉河が、高野山を無得点に封じた。4年ぶりの夏の勝利の立役者は、エースの岩本煌生投手(3年)だ。
順風満帆な高校生活ではない。昨年6月に利き腕の右ひじを剝離(はくり)骨折し、秋ごろまではマウンドに上がれなかった。
今年4月の高野山との練習試合では、打ち込まれて大敗を喫した。「今度こそ負けたくない」と、強い気持ちでこの日の試合に臨んでいた。
普段よりも変化球が要所で決まった。八回を終えるまでに許した安打は1本だけ。九回は安打と四球で初めて2人の走者を背負ったが、次打者を打ちとって完封した。
富樫大地監督は「今まで見た中で最高のピッチング」と岩本投手をたたえた。そして、バックも無失策でもり立てた試合に「感動した」という。
岩本投手は「完封は野球人生で初めて。次もテンポ良く打たせてとる投球をしたい」と声を弾ませた。(白木琢歩)