(13日、第107回全国高校野球選手権大阪大会2回戦 都島工11―3同志社香里=7回コールド) 初回、1死一、三塁から同…
(13日、第107回全国高校野球選手権大阪大会2回戦 都島工11―3同志社香里=7回コールド)
初回、1死一、三塁から同志社香里の中村将梧選手(3年)が、左方向へ先制の3点本塁打を放った。
三塁コーチャーの山野友揮選手(3年)は、「よっしゃー!」とガッツポーズで、グラウンドの誰よりも喜んだ。
試合中、三塁コーチスボックスから大声で選手を鼓舞し、チームをひっぱり続けた。
山野選手は、チームで初の「学生コーチ」も兼ねている。今春に左手を骨折し、十分にバットを振れなかった。「選手として夏に間に合わないんじゃないか」と焦りを感じながらも、「仲間の努力が実るように」と願い、片手でもノックを打つなどしてコーチの役割に徹した。
この日は8点リードされた六回裏から、二塁の守備についた。仲間たちは一球一球に全力で向き合い、最後まで走り抜き、誰ひとり諦めていなかった。
試合後、日々の練習からもっと何かできたんじゃないかと思うと、涙が止まらなかった。「絶対に悔いが残らないよう、取り組んで欲しい」と後輩たちにエールを送った。(渡辺萌々香)