(13日、第107回全国高校野球選手権神奈川大会2回戦、大和南14―13田奈・釜利谷・永谷・横浜明朋・三浦初声・横須賀南…
(13日、第107回全国高校野球選手権神奈川大会2回戦、大和南14―13田奈・釜利谷・永谷・横浜明朋・三浦初声・横須賀南・海洋科学)
「『絶対に1勝以上しよう』と約束したのに、かなえてあげられなくて悔しい」
田奈・釜利谷・永谷・横浜明朋・三浦初声・横須賀南・海洋科学の7校連合チームで主将を務める永谷の本戸笑夢(えむ)(3年)はスタンドへのあいさつを終えると、地面にうずくまり涙を流した。
部員は1人だけ。平日は顧問の先生と2人きりで練習する。でも、週末は仲間が集まって、みんなで練習できた。「楽しさは何百倍もあった。どんなにきついことも乗り越えられた」
指示がうまく出せずに悩んだことも。「嫌われるのが怖かった」。昨年と一昨年に連合チームの主将を務めた先輩らに相談し、勇気をもらった。
七回には左中間へ二塁打を放った。「ベンチを見ると、みんながうれしそう」。連合チームで野球ができたことは、いい思い出だ。「キャプテンをやってよかった」(小林日和)