(13日、第107回全国高校野球選手権西東京大会、成城学園7―0翔陽=8回コールド) 成城学園の小川賢太郎(3年)が力強…

(13日、第107回全国高校野球選手権西東京大会、成城学園7―0翔陽=8回コールド)

 成城学園の小川賢太郎(3年)が力強い直球で相手打線を圧倒し、完封勝利を挙げた。9奪三振で、被安打はわずか一つ。8回を110球にまとめた。

 公式戦の登板は約1年ぶりだった。課題の制球難を克服するため、受け手の胸を狙ったキャッチボール練習を繰り返したという。

 この日はほぼ直球しか投げなかった。浅野直樹監督は「やっとストライクが入るようになってきた。次はリズムよく放ってほしい」と辛口だ。小川も「球が高めに浮いていた。全然まだまだ」と満足はしていない。

 七回の攻撃時には、自ら右中間へ2点ランニング本塁打を放った。小川は「自分の結果より勝つことが大事。一つずつ勝ち進みたい」と語った。=13日、スリーボンド八王子(上保晃平)