(13日、第107回全国高校野球選手権新潟大会2回戦 長岡向陵1―2長岡大手) 9回を投げきり、1失点の好投。接戦を制…

 (13日、第107回全国高校野球選手権新潟大会2回戦 長岡向陵1―2長岡大手)

 9回を投げきり、1失点の好投。接戦を制した長岡大手のエース佐藤逸生(3年)に試合後、笑顔はなかった。

 チームは初回に先制したが相手投手を打ちあぐね、六回には追いつかれる展開に。二塁に走者を背負った九回2死、2球目を左前にはじき返された。「(外野に)抜けた瞬間、同点に追いつかれたと思った」が、守備陣の連係で二塁走者を本塁でタッチアウトにし、1点差で逃げ切った。

■打撃では先制点も

 「今日はカウントをとろうとした変化球を狙われた。相手に流れを与えてしまった」と反省しきりだったが、打撃ではチーム最多の3安打を放ち、先制点を挙げる適時打も放った。

 「最後は守備に感謝。次は自分の投球でチームに勢いをつけたい」と気を引き締めた。(井上潜)