(13日、第107回全国高校野球選手権長野大会3回戦 諏訪清陵12―1松本蟻ケ崎=五回コールド) 大会屈指のスラッガー…
(13日、第107回全国高校野球選手権長野大会3回戦 諏訪清陵12―1松本蟻ケ崎=五回コールド)
大会屈指のスラッガー、諏訪清陵の茅野悠喜(3年)が止まらない。逆転の3ラン、コールド勝ちを決めるサヨナラ3ランと、豪快なアーチを2本描いた。
0―1の三回。前打者が四球で歩いて無死一、二塁となり、「正直、狙っていました」。初球、内寄りの直球を思いっきり左方向に引っ張った。その瞬間に柵越えを確信。右拳を突き上げた。
184センチの上背に、冬に体重を10キロ近く増やしてパワーが増した。「練習では狙ってホームランを打つことを意識している。それが形になってきた」。五回にも「自分で決める」と、同じ方向に3ランを放った。
2回戦の3ランを合わせて今大会3本塁打。打率は10割、打点は9。「数字も残せているし、調子はいい」と手応え十分だ。
同校は1996年、2004年の準優勝が最高成績。目指すは初の甲子園だ。「これからの相手はレベルがまた一段と上がる。自分が打たないと勝てないと思うので、しっかり調整して、みんなと一致団結して戦いたい」(菅沼遼)