7月12日、韓国で開催中のEAFF E-1サッカー選手権の第2節が行われ、日本代表が2-0で中国代表に勝利。無失点の立…

 7月12日、韓国で開催中のEAFF E-1サッカー選手権の第2節が行われ、日本代表が2-0で中国代表に勝利。無失点の立役者となったGK早川友基のビッグセーブが話題となった。

 1999年3月3日生まれで、現在26歳の早川。横浜F・マリノスの下部組織から桐蔭学園高校、明治大学を経て2021年に鹿島アントラーズに加入すると、プロ3年目の2023年から正GKとして定着し、今季のJリーグでもファインセーブを連発。今回のE-1選手権で初めて日本代表に選出され、この日がA代表デビュー戦となった。

 ピンチが訪れたのは、前半11分に細谷真大が先制ゴールを奪った後の同17分だった。相手のロングボールから中盤でのボールの奪い合いの中で、猛然とプレスを仕掛けた中国FWジャン・ユーニンが、DF植田直通のパスを奪い、そのままスピードに乗って抜け出してボックス内に侵入した。

 やや偶発的に生まれたGKと1対1の場面。中国にとっては願ってもないビッグチャンスだったが、ここで早川が立ちはだかる。ジャン・ユーニンのボールタッチを冷静に見極め、定位置からステップを踏んで前に出てシュートコースを狭めると、相手の枠内を狙ったグラウンダーのシュートに鋭く反応して横っ飛び。左手を伸ばしてシュートを見事にブロックし、失点を阻止した。

■「お手本のようなビッグセーブ!」

 この日本の大ピンチを救う早川のビッグセーブに対して、SNS上には次のような称賛のコメントが寄せられた。

「さすが俺らの早川」
「スーパーセーブ製造機!」
「お手本のようなビッグセーブ!」
「早川GKシュートストップ良すぎるな…」
「早川はW杯行きそうだな」

 現在の森保ジャパンのGK陣は、パルマ所属の22歳の鈴木彩艶が正守護神に君臨しているが、2番手以降の争いは混沌としている。その中でA代表デビューを飾った早川が、このビッグセーブのシーン以外にも安定したセービングを披露し、巧みなつなぎのパスでもアピールした。この試合で評価を上げた早川は今後、間違いなくW杯本大会のメンバー争いに加わるはずだ。

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