(12日、第107回全国高校野球選手権大分大会2回戦 明豊8―1杵築=七回コールド) 大分大会史上初となる5連覇をねら…

 (12日、第107回全国高校野球選手権大分大会2回戦 明豊8―1杵築=七回コールド)

 大分大会史上初となる5連覇をねらう明豊は、1年生が存在感を見せた。

 「肩があって、元気があって、打撃も良い」と川崎絢平監督が評する宮元弾(はずむ)(1年)。背番号「12」で公式戦初のメンバー入りを果たし、初戦でいきなり「7番・捕手」で先発した。

 二回1死一塁の守りで、二盗を阻止。直後の初打席では左前安打を放ち、後続の適時打で得点も記録した。

 「試合前は緊張していたけど、先輩たちから『お前が思った通りにやればいい』と声をかけてもらって安心した」

 その後は2打席連続で併殺打に倒れ、自己採点は「70点」。ただ、昨夏の甲子園で投げたエース寺本悠真(3年)ら3人の先輩投手のリードも無難にこなした。

 「寮生活からしっかりコミュニケーションが取れている。すごくプレーしやすかった」

 今春の九州大会で満塁本塁打を放った川口琥太郎を含め、1年生は3人がメンバー入り。川崎監督は「4月からの競争を勝ち抜いたということ。(ベンチの)20人全員が試合に使える。状況次第で、いろんな選手に活躍してもらいたい」。

 この日は17人が出場した。92人の部員から選ばれた精鋭たちで、今年も代表の座を狙う。=別大興産(室田賢)