(11日、第107回全国高校野球選手権南北海道大会1回戦 札幌日大3―1北海道栄) 北海道栄の松本イアン元輝主将(3年)…

(11日、第107回全国高校野球選手権南北海道大会1回戦 札幌日大3―1北海道栄)

 北海道栄の松本イアン元輝主将(3年)はハワイ生まれ。4歳の時に日本に来て、甲子園のすぐそば、兵庫県尼崎市で育った。小学生のとき、母方の祖父の家でテレビ観戦した甲子園の阪神戦が忘れられない。「こんなに応援される選手たちはすごい」

 親戚が糸瀬直輝監督の知人だった縁で、糸瀬監督から「一緒に甲子園に行こう」と誘いを受け、甲子園から約1千キロ離れた白老町の北海道栄に進学した。

 打順6番で出場したこの日、松本主将は3打数2三振と精彩を欠いたが、チームは相手を勝る8安打を放った。白老町から駆けつけた大応援団が後押ししてくれた。松本主将は試合後、「自分たちに向けられた応援が幸せでした」と語った。(朽木誠一郎)