(12日、第107回全国高校野球選手権神奈川大会2回戦、法政二3―2湘南工大付) 法政二の4番、榑松(くれまつ)正悟(2…

(12日、第107回全国高校野球選手権神奈川大会2回戦、法政二3―2湘南工大付)

 法政二の4番、榑松(くれまつ)正悟(2年)は五回に右前打を放った。1回戦の金沢総合戦に続いて今大会2本目の安打だった。

 父親はプロ野球でスカウトを務める。小さいころ野球をみっちり教わった。右打ちから、父と同じ左打ちに変えたのも、その影響だ。

 父は有力選手を見極めるため、全国を飛び回る日々を送る。この日も九州に入っていた。けれども、10日の1回戦では観戦に駆けつけてくれた。公式戦では初めてのことだ。「ふだん見に来てくれないので、うれしかった」

 12日は第3シードの湘南工大付との接戦を制した。榑松は「次はチャンスで打点を取れる仕事をしてチームの勝利に貢献したい」と意気込んでいた。(佐藤英法)