(12日、第107回全国高校野球選手権高知大会1回戦 土佐塾7―0安芸=8回コールド) 5回裏。安芸先発の楠瀬司真(かず…
(12日、第107回全国高校野球選手権高知大会1回戦 土佐塾7―0安芸=8回コールド)
5回裏。安芸先発の楠瀬司真(かずま)投手(2年)が連続四死球を出した直後、久保立希(りき)捕手(3年)がマウンドに駆け寄った。
十数秒後、言葉を交わして戻る2人はピンチらしからぬ笑顔。楠瀬投手は「信じてるから思い切り投げろって言ってくれた」。久保捕手は「試合を楽しむ気持ちを忘れちゃだめだと思って、笑顔で声をかけにいった」という。
6回にかけて楠瀬投手の投球は持ち直したが、7回は打ち込まれ、8回無死でマウンドを降りた。「体力の限界で、特に握力が落ちた」。チームは8回コールド負けした。
同級生のように冗談を言い合い、いろんな場面で助けてくれた久保捕手と野球ができるのも、これが最後。楠瀬投手は「悔しいし、さみしい。来年こそはコントロールを良くして臨みたい」と思いを新たにしていた。(原篤司)