(12日、高校野球青森大会1回戦、黒石17―14弘前) 試合前の練習で、黒石の女子マネジャー藤田梨亜さん(3年)がノッ…

 (12日、高校野球青森大会1回戦、黒石17―14弘前)

 試合前の練習で、黒石の女子マネジャー藤田梨亜さん(3年)がノッカーを務めた。公式戦前にノックをするのは初めて。内野手へ約3分間ノックを行い、時折、笑みがこぼれた。「緊張しました。失敗もあったんですが、選手が励ましてくれて気持ちが楽になりました」

 藤田さんがノッカーを目指すきっかけは2年前にあった。当時の同校のマネジャーで、青森大会初の女子ノッカーになった福士結菜さんに憧れた。「私もやりたい」と監督に直訴した。

 野球は未経験だが、「朝も夜も毎日ひたすら打ちました」。監督にバットや体の使い方を教わり、多いときは朝は1時間半、夜は2時間、ノックを打ったという。手の皮はすっかり厚くなった。

 今大会で、藤田さんは11日の開会式で選手たちの入場行進の先導役も務めた。

 この日は、藤田さんの日々のノックのかいもあり、チームは失策一つで勝利。藤田さんは「ミスが少なくて良かったです。次は春の大会で負けている青森山田なので、リベンジを果たしたい」と再び笑みをこぼしていた。(小田邦彦)