◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 2日目(11日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504yd(パ…

連覇を狙う古江彩佳は26位に後退

◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 2日目(11日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504yd(パー71)

最終9番(パー5)でバーディパットを見送る古江彩佳の表情は少し浮かなかった。「『これも外れるのかな…』と思いながら…」。タフだった一日を象徴する思考に反し、ボールはギリギリでカップに消えてくれた。2打差7位スタートから「72」で通算3アンダー。7打差26位に後退したラウンドは、ままならない流れの中で我慢を重ねた18ホールでもあった。

午前8時と早朝のティオフから、難しいスタートホールの10番でピンチが先に来た。右ラフからのセカンドはピンと同じグリーン面にキャリーして止まらず、奥の段のエッジに達した。チッピングを寄せてナイスパーを拾った後もなかなかチャンスは訪れない。

エビアンカラーのピンク色のシャツでプレー

微妙な距離のパーパットを残しても丁寧に沈めていったが、2日目の最難関だった14番でボギーが先行した。200yd設定の打ち下ろしと距離が求められるパー3で、ティショットを左に引っ掛けてアプローチが寄らないアングルに外した。

「イマイチっていうのが、なかなか調整しきれないままだったかな。ちょいちょい良いショット、ピン筋に飛んでいくショットもできたので、やっていることは(正解から)遠くはないのかな」。初日のようにショットも、パットも揺るぎない自信で打ち切って結果も伴えば文句なしだが、すんなりとはいかない。アンラッキーなボールの跳ね方に泣くシーンがあっても、前を向いてトライを重ねる。

3日目に爆発できるか

後半8番(パー3)では左手前ピンに対して距離感を合わせるためにクラブフェースを開いて高い球を打ちにいった。左サイドに振り抜くべきところで、身体に染みついたドローボールを打つためのインサイドアウトの軌道になって振り切れず。右手前にショートしてボギーにつながったが、上を目指すためには必要なショットだ。

「しっかりまたビッグスコアを狙って、もう少し上で戦えるように頑張れたら」。エビアンでの爆発力は、メジャー初優勝を遂げた昨年4日間で3度マークした「65」が証明している。(フランス・エビアン/亀山泰宏)