「クレムリン・カップ」(10月16日~10月22日/ロシア・モスクワ/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第7シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)とナタリア・ビクトリアンセワ(ロシア)が対戦。ゲルゲスが6-2、2-6、7-5のフルセットの…

「クレムリン・カップ」(10月16日~10月22日/ロシア・モスクワ/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第7シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)とナタリア・ビクトリアンセワ(ロシア)が対戦。ゲルゲスが6-2、2-6、7-5のフルセットの末ビクトリアンセワを下し、今シーズン4回目となる決勝進出を果たした。

試合開始早々、ゲルゲスは見せ場を作った。力強いフォアハンドリターンがコードボールでウィナーとなり、オープニングゲームをブレーク。第2セットでは、1-0からのサービスゲームを落としたゲルゲスは、ビクトリアンセワのサービスゲームで反撃の足場を作れないまま、このセットをビクトリアンセワに譲ることになり、試合は意外にもセットオールの展開へもつれ込んだ。

ゲルゲスは最終セットで、自慢のサーブに更に磨きをかけ、3回目のサービスゲームまで1ポイントも落とすことなく、自身のサーブで14ポイント連続獲得。一方、ビクトリアンセワのサーブも引けを取らず、ゲルゲスの完璧なサービスゲームに応酬して、3-3に持ち込んだ。

しかし、ビクトリアンセワの見せ場はここまで。ラブゲームでブレークされ、ゲルゲスに2回目のサービング・フォー・ザ・マッチのチャンスを与えるとゲルゲスはこのチャンスを逃さなかった。

ゲルゲスはタイトルを獲得するために、20歳のダリア・カサキナ(ロシア)に勝たなければならない。カサキナは先の準決勝でイリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)を破り、決勝進出を決めている。(テニスデイリー編集部)※写真は「クレムリン・カップ」決勝進出を果たしたゲルゲス

(Photo by Sefa Karacan/Anadolu Agency/Getty Images)