<2025年全国高等学校野球選手権埼玉大会:浦和学院11-4本庄第一>◇11日◇2回戦◇県営大宮公園野球場 浦和学院のプ…

<2025年全国高等学校野球選手権埼玉大会:浦和学院11-4本庄第一>◇11日◇2回戦◇県営大宮公園野球場

 浦和学院のプロ注目スラッガー・藤井 健翔内野手(3年)が11日、本庄第一戦に臨み、3打数2安打の活躍を見せた。

 打撃の幅が広がったと感じさせる内容だった。コーナーワークで勝負する技巧派サイド・米田 爽真投手(3年)に対しても強引にならず打撃ができていた。コメントにも進化の様子が感じられる。

「春は県大会で3本塁打を打ち、相手から警戒されていると感じる。その中でも甘い球がこないので、厳しいところにきた時に打ちたい気持ちが強くなっていたら打てない。ボール球もしっかり見極めて甘い球を打つ好球必打の意識でやってきました」

 豪快なホームランが期待されるが、藤井はチームの勝利の1本にこだわる。

「ホームランは最高の結果ですが、そこが全てじゃない。その中でチームを勝たせる1本を、ホームラン含めて打っていきたい。ライナー性のホームランが自分の売り。ライナーで遠くに飛ばす意識の中で、ミスショットでも、ヒットになればと思っています」

 1週間前に行われた健大高崎との練習試合では無安打。鋭いファールを打っていたが、やや開き気味だった。

 相手がどう攻めるのか、その上で、最善のアプローチで勝負ができている。大きな注目度がある中、上々の滑り出しを切った世代屈指のスラッガーは3回戦以降でも快打を見せることができるのか。