(11日、第107回全国高校野球選手権島根大会1回戦 隠岐4―3松江工) 2年前、部員ゼロから再出発した隠岐が4年ぶりに…
(11日、第107回全国高校野球選手権島根大会1回戦 隠岐4―3松江工)
2年前、部員ゼロから再出発した隠岐が4年ぶりに夏の1勝をあげた。再三ピンチを迎えながらも、2年生エース・石田京次郎投手が踏ん張り、9回を1人で投げ切った。
試合は、お互い点を取っては取り返される拮抗(きっこう)した展開。そんななかで、石田投手にとって励みになった言葉が「校歌、歌うぞ」だった。
隠岐は3年前の夏、3年生部員が引退して部員ゼロになった。休部状態の中、「野球部を復活させたい」と島内外から1年生8人が入部。2023年の夏、2年生助っ人の3人を含めて11人で島根大会に臨んだ。その時の1年生が、いま3年生。最後の夏を迎えた。
地元出身の石田投手にとっても、島民にとっても野球部の「部員ゼロ」はショックだった。しかし、いまの3年生が野球部をつないでくれた。その先輩たちの「校歌、歌うぞ」というかけ声にぐっと押され、五回から持ち直した。
1点リードで迎えた九回裏。2死無塁から連打を浴びて2死一、二塁のピンチを迎えたが、得意のスライダーで打ち取り、ゲームセット。悲願の校歌を歌うことができた。でも、まだ道半ば。「甲子園で歌うのが一番の目標です」(堀田浩一)