「ヨーロピアン・オープン」(10月16日~10月22日/ベルギー・アントワープ/ハードコート)の準々決勝で第1シードのダビド・ゴファン(ベルギー)と19歳のステファノス・チチパス(ギリシャ)が対戦。チチパスが2-6、7-6(1)、7-6(4…

「ヨーロピアン・オープン」(10月16日~10月22日/ベルギー・アントワープ/ハードコート)の準々決勝で第1シードのダビド・ゴファン(ベルギー)と19歳のステファノス・チチパス(ギリシャ)が対戦。チチパスが2-6、7-6(1)、7-6(4)と2セット連続のタイブレークを制し、世界ランキング10位のゴファンを破り、ベスト4へ進出した。

ATP公式サイトはこの試合を「ATPワールドツアーの準々決勝を勝つために、誰が靴紐を必要とするだろうか?」とコメントしつつ紹介している。というのも、チチパスは試合中に滑って左のシューズの紐がちぎれ、第2セットの終わりには替えの紐も切れてしまい、父親の紐を借りて試合を続行し、ゴファンを下したからだ。

「このようにプレーできて本当に嬉しかった。今日は僕にとって重要な勝利だ」と、週の残りと自身の未来に大きな期待を寄せるチチパスは言った。「今日プレーしたレベルを維持するか、多分さらによくなれれば、うまくいくだろう。時間と共にうまくいく」。チチパスはこの試合でランキングトップ10に対して初勝利となった。

19歳のチチパスは、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)らと共に「ネクストジェネレーション」として期待をされる若手の一人。若さ溢れるパワフルなショットはもちろん、ルックスの良さも話題のひとつとなっている。

チチパスは準決勝でディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦。第1シードを破った19歳がこの大会でどこまで勝ち上がるか注目だ。(テニスデイリー編集部)※写真は「ヨーロピアン・オープン」でベスト4に進出したチチパス(楽天ジャパンオープンのときのもの)

(Photo by Atsushi Tomura/Getty Images)