第107回全国高校野球選手権青森大会は11日、青森市の県営野球場で開会式を行った。晴天の下、48チーム(52校)の選手…
第107回全国高校野球選手権青森大会は11日、青森市の県営野球場で開会式を行った。晴天の下、48チーム(52校)の選手たちが入場行進し、観客から大きな拍手が送られた。
昨夏代表の青森山田、菊池伊真主将(3年)が優勝旗を返還。大湊の飛内樹人(とびないみきと)主将(3年)が選手宣誓を行った。
大会会長あいさつでは、県高校野球連盟の津島節(たかし)会長が「正々堂々、のびのびとした一球入魂の全力プレーを見せてください」と選手たちを激励した。
1回戦は12日に始まる。今大会は県営、弘前市のはるか夢球場、八戸市長根公園野球場の3球場が舞台となる。(小田邦彦)
■選手宣誓の大湊・飛内主将「80点です」
「すべての子どもたちと青森県に夢と希望と元気を与えられるよう、全力で最後まで戦い抜くことを誓います」
大湊の飛内樹人主将(3年)は、よどみなく高らかに声を響かせた。
高校野球人口が減少するなか、「自分の宣誓を見て、『高校野球がやりたい』と思ってほしい」と強い思いを込めた。
組み合わせ抽選会で大役を引き当てたとき、「大舞台には強いんで」と自信を見せていた。本番を終えると、「やっぱり緊張しました。表情が硬かったんで80点です」。
もう一つ伝えたかったことがある。これまで支えてくれた人たちへの感謝だ。その気持ちを「プレーで恩返しします」と誓った。
初戦は13日。「チームに勢いをつけられた。流れに乗って一戦必勝の気持ちで戦います」(野田佑介)