<2025年全国高等学校野球選手権千葉大会:東京学館5-1一宮商◇11日◇2回戦◇成田市営大谷津球場(ぴーちゃんフィール…

<2025年全国高等学校野球選手権千葉大会:東京学館5-1一宮商◇11日◇2回戦◇成田市営大谷津球場(ぴーちゃんフィールド大谷津)

 東京学館が誇る185センチの大型セカンド・中西 悠斗内野手(3年・右投げ左打ち)が本塁打を放った。

 前半は2打席、凡退が続き、5回裏に追加点となる痛烈な中前適時打を打つと、第4打席は真ん中に入ったストレートを振り抜いてライトスタンドへ飛び込む高校通算12本塁打目。これが公式戦初アーチとなった。

 昨秋からスケールの大きさが注目されていたが、なかなか公式戦で結果を残せていなかった。東京学館の市川知明監督は「全球振っていけ」と指示を出した。迷いのないスイングから繰り出す打球は強烈なものがあった。

 ただこの日、反省点となったのはセカンドの守備。失策もあり、ピンチを広げる場面もあった。

「土のグラウンド(東京学館グラウンドは人工芝)での試合ということで、そこに向けての準備が甘かったです。もう一度、準備をしっかりやります」

 全国的にもなかなかいない大型セカンド。進路の行方が注目されるが、強豪大学でのプレー継続を希望している。市川監督もスケールの大きさに可能性を感じており、中西が大成できるよう、ベストな出口を決めている段階だという。

 守備は源田壮亮(西武)を目標という中西。勝ち進むごとに注目度が高まる大会中盤〜終盤にかけて攻守ともにスケールの大きいパフォーマンスを発揮できるか注目だ。