(11日、第107回全国高校野球選手権新潟大会2回戦 新潟13―0佐渡) 佐渡は初回にエース渡部礼哉(わたなべらいや)…
(11日、第107回全国高校野球選手権新潟大会2回戦 新潟13―0佐渡)
佐渡は初回にエース渡部礼哉(わたなべらいや)(3年)が新潟打線に打ち込まれ、大量10点を失う展開。一塁を守っていた磯野光希(3年)が急きょマウンドに上がった。2死ながら満塁。力のある球で次打者を三塁ゴロに打ち取り、長い新潟の攻撃を終わらせた。
「最悪のケースを想定しよう」。前日に前山隼人監督に言われ、覚悟はできていた。「今度は礼哉を助ける番だ」という思いを胸にマウンドへ。練習試合で結果が出せず、渡部に頼っていた自分がふがいなかったといい「こういう時にこそ、自分の役割を果たして恩返ししたかった」。
交代後は、強力打線を相手に4安打3点にとどめたが「絶対、点を取られてはいけなかった。みんなに申し訳ない」と、必死に涙をこらえた。
■「しっかり準備してくれた」ねぎらう監督
思わぬ初回の大量失点について前山監督は「渡部の調子は悪くなかったが、思ったようにカウントを整えられず、苦しんでいた。夏の大会の初戦ということもあったのだろう」とかばう。磯野への継投は想定内といい、「流れの中で、あと一本打たれたら、あと一本と考えて遅くなってしまった。磯野は投球練習もしていて、しっかり準備してくれていた」とねぎらった。(エリアリポーター・久保田正)