◇米国&欧州男子ツアー共催◇ジェネシス スコットランドオープン 初日(10日◇ザ・ルネサンスクラブ(スコットランド)◇…

初日130位と出遅れた桂川有人

◇米国&欧州男子ツアー共催◇ジェネシス スコットランドオープン 初日(10日◇ザ・ルネサンスクラブ(スコットランド)◇7282yd(パー70)

セカンド地点でバッグからクラブを2本抜いて、慎重に風を読む。3オーバー「73」と苦戦した初日はそんな場面が何度もあった。「風がいつもより穏やかだったので、そこの難しさがあった」。寒さと強風のイメージが強かった昨年から一転、穏やかな天候が桂川有人を惑わせた。

この日の平均風速6~9m/sは、記憶に残る1年前の風とはだいぶ違う。「この風でどのくらいなのか…意外と(風に)当たるのか、当たらずいっちゃうのか、ちょっと分からなくて」とクラブジャッジに確信が持てない。

2週前のイタリアからパターを変更

加えて、もともと苦手意識があるコース。「自分の持ち球と、風と、バンカーの位置と。打ちづらいホールが結構ある」と、持ち球のフェードではイメージが出しづらい。午後2時16分スタートのこの日は、午前組の選手が6アンダーをマークしても「アンダーパーで回れたら満足」と目標設定は控えめ。気を引き締めてスタートしたが、序盤でいきなり洗礼を浴びた。

前半11番でティショットを右に曲げ、ボールは木の真後ろに止まった。左からの風に乗せるフェードで木を避けようと打った2打目がミスショットになり、そのまま左に飛び出しブッシュへ。「パーは厳しいので、ボギーで上がるのを考えた」とセーフティにピンの右を狙ったショットは、思った以上に飛んでグリーン奥にオーバー。アプローチも乗らずに5オン1パットでダブルボギーが先に出た。

ダブルボギー先行から巻き返したが…

「どうなるかと思ったんですけど…」と折れそうな心を奮い立たせ、14番(パー3)は10m超をねじ込みバーディ。「あれでちょっと、気持ちが楽になった」と流れを呼び込み、16番(パー5)も獲ってダブルボギーを帳消しにした。後半4番もピンに絡めるバーディで1アンダーまで伸ばしたが、警戒していたコースは最後まで何が起こるか分からない。

7番でバンカーからの2打目をラフに入れ、3打目も乗らずに4オン2パットのダブルボギー。8番、9番(パー3)もパーオンを逃して連続ボギーとし、3バーディ、2ボギー2ダブルボギーで130位まで後退した。

2年連続の予選落ち回避へ

「苦手意識が、悪い方向に行っちゃった。最後の詰めが甘かったですね」と上がり3ホールを悔やんだが、途中1アンダーまで戻せたことは自信を持てる。「去年よりも成長を感じた。あしたは強気で、攻め続けられたら」。2日目は初日よりも風が強まる予報。記憶に残る強風のスコットランドで、予選落ちだった昨年のリベンジを果たしたい。(スコットランド・ノースバーウィック/谷口愛純)