◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 初日(10日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504yd(パー…
◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 初日(10日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504yd(パー71)
最終18番(パー5)、山下美夢有は悩んでいた。セカンドを池の手前に刻むまではプラン通り。50ydほどの中途半端の距離となるウェッジショットで、48度と52度を抜いて逡巡。選んだ48度は結果的に大きく、奥のカラーまでこぼれた。「番手ミスかなと思います」。巧みなアプローチで事なきを得たが、4つあるパー5でバーディが15番の1個にとどまったことが悔しい。
18番だけでなく、7番も残念がる。ティイングエリアが前に出され、480yd設定となって2オンも狙っていける距離だった。「そこでセカンドがいい感じではなくて…」。初日2番目に易しかったホールで3mほどを沈めて何とかパーセーブできたことを喜んでばかりもいられないのが山下のスタンダード。「右に外してはいけないところで、右に外してしまうっていうところがダメだった」と反省を忘れない。
とはいえ、ボギーは2連続バーディが先行した直後の6番で喫したのみ。米本土での転戦から一時帰国を挟んで調整し、「ショットはまずまず。ボギーも少なく回れた」。及第点をつけたかと思いきや、「でも…」とポジティブ一辺倒では終われない様子。「もうちょっとバーディを獲れるようにしたいっていうのは思います」
エビアンで過去予選落ちはなく(48位→39位)、3年連続3度目のチャレンジを首位と4打差の2アンダー23位で滑り出した。「トリッキーなコースで、フェアウェイも傾斜が強くて、ホントに平らなライで打つことがない。その中でもパーオン率を増やして、パッティングを決めきれるように頑張りたい」。この日66.67%(12/18)だったスタッツを上向かせるプレーを誓った。(フランス・エビアン/亀山泰宏)