◇米国&欧州男子ツアー共催◇ジェネシス スコットランドオープン 初日(10日◇ザ・ルネサンスクラブ(スコットランド)◇…

首の痛みで無念のリタイア

◇米国&欧州男子ツアー共催◇ジェネシス スコットランドオープン 初日(10日◇ザ・ルネサンスクラブ(スコットランド)◇7282yd(パー70)

後半8番のティショットを打った時、首に何度目か分からない激痛が走った。星野陸也は2ホールを残して途中棄権。思わぬ形で終わった“前哨戦”に「本当に、悔しい」と表情を硬くした。2023年「スペインオープン」以来の棄権は、次週「全英オープン」(17日開幕/北アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC)を見据えた苦渋の決断だった。

「毎ショット、激痛が走りながら打っていた」。左の肩甲骨から首にかけての痛みが出たのは、開幕前日の朝。イリノイ州で行われた前週「ジョンディアクラシック」からの移動疲れと気温差、米国よりも硬い地面からのショット…思い当たる原因はいくつかある。「去年もここで首を痛めていたので、今年は細心の注意を払ってきたつもりだったけど」。ことしは小林恭平トレーナーを帯同するなど万全の体制を整えてきただけに、余計に悔しい。

だましだましのプレーだった

水曜は痛みでショット練習ができず、ケアに専念。初日のスタート時点で痛みはマシになっていたが、ホールを追うごとに負担は蓄積されていった。スタート10番(パー5)からティショットを右に曲げ、2打目、3打目とラフからのショットを必死にグリーンまで運んでボギー発進。13番(パー3)で4m弱につけてバーディを奪ったが、16番(パー5)から3連続ボギー。「パターでも痛かった」と、3mのボギーパットを打つのにも顔をしかめた。

痛みをかばいながら、後半3番(パー5)はラフから残り310ydを2オン。2つ目のバーディを奪ったが、「ごまかしの小手先。ゴルフじゃなかった」と納得のいく状態でスコアが伸ばせなければ意味がない。「悪化して、来週出られないほうが嫌だった」という。

全英へしっかり調整したい

「先週に良いゴルフが出来て、その流れで来れていたので」と、ショットに手ごたえを得たばかりだった。とくに欧米ツアー共催の今週は、回ったことがあるコースだっただけにやるせない。「DP(欧州ツアー)の人と久々に一緒にプレー出来たのに、残念な結果。しっかり切り替えて、来週に向けて頑張ります」。5年連続5度目の全英オープンに向けて、調整を急ぐ。 (スコットランド・ノースバーウィック/谷口愛純)