第107回全国高校野球選手権奈良大会(奈良県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は11日、橿原市のさとやくスタジアムで開会式…
第107回全国高校野球選手権奈良大会(奈良県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は11日、橿原市のさとやくスタジアムで開会式が行われ、翌日から試合が始まる。39校34チームが参加し、順調に進めば28日に決勝がある。
暑さ対策のため、今年から開会式は午後4時からの夕方開催となった。開会式の直前にはヘリコプターからボールの投下をする予定。
入場行進では前年優勝の智弁学園を先頭に、準優勝の奈良大付が続く。その後は大会の組み合わせ順に入場する。
選手宣誓は、6月21日の抽選で決まった奈良女大付の中井大雅主将が務める。
雨天時は橿原市のジェイテクトアリーナ奈良で午後3時から開会式を行い、入場行進はしない。開幕試合の香芝―県立商は12日午前9時から始まる。(周毅愷)
■前日にリハーサル 「夏が始まる」
第107回全国高校野球選手権奈良大会の開幕を前に、奈良県橿原市のさとやくスタジアムで10日、開会式のリハーサルがあった。
昨年優勝の智弁学園を先頭に、プラカードを掲げる全39校の生徒たちが入場行進し、歩く位置や速さを確認した。大会プラカードを持って全校に先立ち入場するのは奈良商工の浦部瑞希さん(3年)。「去年の3年生の先輩が旗を持って入場する姿を見て希望した。緊張するけど、かっこよく歩きたい」と意気込む。王寺工の中岡昇大さん(3年)はラグビー部所属。部員が足りず、1週間前に岩本博監督から声をかけられてプラカードを持つことに。「野球部はいつも隣から見てて活気を感じる。明日は胸を張って堂々と歩きたい」と話した。
開会式でアナウンスを務める郡山の簗瀬奏音(やなせかのん)さん(3年)は「地声と裏声を使い分けて抑揚を出せるよう、録音した声を聞き返している。校名を呼んで、選手らに『俺たちの夏が始まる』と思ってもらえたらうれしい」と語った。(周毅愷)
■主催者からのお願い
球場周辺の駐車場は台数に限りがあるため、公共交通機関の利用をお願いします。ごみは持ち帰り、球場周辺ではファウルボールに注意してください。球場内は禁煙で、周辺道路は全面駐車禁止です。
連日の猛暑が予想されています。球場で観戦、応援する際は、帽子や日傘などで直射日光を避け、こまめに水分や塩分を補給して、熱中症にならないよう各自で対策を取ってください。
【交通】
さとやくスタジアムへは近鉄橿原神宮前駅か畝傍御陵前駅で下車、徒歩約5分。
【入場券】
入場料は一般1千円、高校生500円、中学生以下は無料です。チケットは球場の自動券売機での販売で、1千円札と硬貨のみ使えます。1万円札や5千円札は使えません。