(10日、第107回全国高校野球選手権京都大会2回戦 鳥羽4―0亀岡) 独特なフォームから打者の内角を突く亀岡のエース…
(10日、第107回全国高校野球選手権京都大会2回戦 鳥羽4―0亀岡) 独特なフォームから打者の内角を突く亀岡のエース・杣田(そまだ)健一郎さん(3年)が、最後の夏に臨んだ。昨夏に続き背番号1を背負った右腕は、春の府大会8強の鳥羽に対して、二回まで無安打無四球の立ち上がりをみせた。
三回裏、先頭打者への四球をきっかけに、長打と内野安打で2失点。それでも崩れず、8回117球を1人で投げきった。「四球も少なく、打たせて取れたのは良かった。悔しいけど、楽しく投げられた」
部員18人のチームを支えてきたエース。この1年で「自分のためではなく、チームのために投げる」という意識に変わった。試合中には牽制(けんせい)で2度走者を刺すなど、冷静な判断が光った。「守備を信じて流れを引き寄せたかった」と語る姿に、エースとしての成長がうかがえた。
試合には敗れたが、冨山勇樹監督は「練習を人一倍やるし、本当によく投げてくれた。頭が上がらない」と杣田さんをねぎらった。(木子慎太郎)