(10日、第107回全国高校野球選手権滋賀大会1回戦 滋賀短大付6―0虎姫) チームで一番バットを振っている――。虎姫…

 (10日、第107回全国高校野球選手権滋賀大会1回戦 滋賀短大付6―0虎姫)

 チームで一番バットを振っている――。虎姫の4番・田濃和人選手(3年)は、監督がそう認めた選手だ。

 打順は昨秋が9番、今春が2番だった。朝練に励んで、強いスイングを意識して、バットを振り続けてきた。

 「一番振っているバッターは信頼できる」。春の県大会後、二宮祐弥監督にそう言われた。好機に強いところも買われ、4番として夏を迎えた。

 初戦の相手は滋賀短大付。昨春、今春の県大会で敗れていた。「リベンジに燃えていた」。二回、好左腕の桜本拓夢投手(3年)の初球を右前にはじき返した。

 だが、チームが放った安打はこの1本を含む2本。1点が遠かった。

 試合後、二宮監督は「初球から振って、実直にやるべきことをやってくれた」とねぎらった。田濃選手は「僕たちは悔いなくできたと思う。後輩も悔いなく、楽しく野球をやってほしい」と話した。(仲程雄平)