今季は開幕から絶好調の鈴木。そのパフォーマンスに注目が集まっていたが…。(C)Getty Images 現地時間7月8日…

今季は開幕から絶好調の鈴木。そのパフォーマンスに注目が集まっていたが…。(C)Getty Images
現地時間7月8日、MLBは今月15日(現地時間)にアトランタで行われるオールスター戦に出場する、代替選出選手を含めた全登録選手発表した。
大谷翔平(ドジャース)やアーロン・ジャッジ(ヤンキース)など両リーグともに豪華メンバーが集った印象がある今夏のオールスター。だが、ナショナル・リーグ中地区首位のカブスをけん引する鈴木誠也が出場選手から外れたことが波紋を広げている。
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今季の鈴木はメジャーリーグにおいてはキャリアハイのアベレージをマーク。出場88試合で、打率.259、リーグ4位の25本塁打、両リーグ独走の77打点を叩き出し、主軸として欠かせない存在として君臨。地元ファンからも圧倒的な支持を得ていた。
しかし、結果はファン投票のみならず、控え選手の枠からも落選……。現時点での打点王が受けたまさかの扱いには、カブスの地元メディアも黙っていない。
カブスの試合中継を担っている『Marquee Sports Network』の実況を務めるコール・ライト氏は「大量の打点を稼いでいるセイヤ・スズキが無死されたことはあまりにも失礼だと思う。彼はアトランタにいるべきだった」と指摘。これに同調した元カブスのライアン・スウィーニー氏は、「彼は本当にもっと評価されるべきなのに、いつも過小評価されている」と訴えた。
「セイヤは黙々と仕事をやり遂げ、しっかりと数字を積み上げていくタイプ。今年の成績は本塁打と打点はキャリアハイだ。過去のオールスター前に25本塁打、77打点以上を挙げた選手は、殿堂入りした選手か、オールスタークラスの選手ばかりだ」
鈴木が正当に評価されていないのではないかと投げかけたスウィーニー氏は、「セイヤは安定していて大崩れはしない」と断言。「打率は.300には届いていないが、それでもチームに貢献する結果を出し続けている。今年はどんな球にも対応できているのにね」とオールスターを選外になった事実を改めて嘆いた。
当の鈴木は、「彼らの活躍を見ると自分ももっと頑張ろうという気持ちになる」と語り、冷静に後半戦の戦いを見据えていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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