ニック・キリオス(オーストラリア)が怪我の治療に専念し、2018年のATPワールドツアーに向けてベストな状態にしておくため、残りのシーズンを戦わないとツイッターで伝えた、とATPが報じている。「残念なことに、患った臀部の怪我が再発したので、…

ニック・キリオス(オーストラリア)が怪我の治療に専念し、2018年のATPワールドツアーに向けてベストな状態にしておくため、残りのシーズンを戦わないとツイッターで伝えた、とATPが報じている。

「残念なことに、患った臀部の怪我が再発したので、リハビリし、来年のオーストラリアオープンに向けて可能な限りベストな状態に備えるために今シーズンを終了する」

「ワシントンでの臀部の負傷から復帰して以来、多くの試合を戦ってきた。手術が必要になるほどこの怪我を悪化させたくないから、自分の身体とチームの声を聞くことにするよ」とキリオスは投稿した。

22歳のキリオスにとって、今シーズンは飛躍の年となった。

「ウェスタン&サザン・オープン」でラファエル・ナダル(スペイン)に勝利し、ツアーでの通算勝利数100を記録した。キリオスはまた、当時世界ランキング2位だったノバク・ジョコビッチ(セルビア)を「メキシコ・オープン」と「BNPパリバ・オープン」で倒し、ATPランキングのトップ5にランクインする選手に4度勝利するという偉業を成し遂げた。

「2018年に向けて出来ることはすべてやるよ。そして2017年、僕をサポートし、手を差し伸べ、励まし、ポジティブなエネルギーを送ってくれたすべての人に感謝したい。ありがとう。また2018年に会おう」ともツイートしている。

キリオスは先日の「上海ロレックス・マスターズ」においてシングルス1回戦を途中棄権した上に非スポーツマン行為を行ったとして、罰金1万ドルに加え、賞金2万1085ドルの没収処分を科されている。(テニスデイリー編集部)

※写真は「上海ロレックス・マスターズ」のときのキリオス

(Photo by Yifan Ding/Getty Images)