<2025年全国高等学校野球選手権神奈川大会:慶応9-0厚木西>◇10日◇1回戦◇サーティーフォー保土ヶ谷球場 一昨年の…

<2025年全国高等学校野球選手権神奈川大会:慶応9-0厚木西>◇10日◇1回戦◇サーティーフォー保土ヶ谷球場

 一昨年の甲子園を制した慶応が厚木西に快勝。2年ぶり夏の頂点へ、好スタートを切った。

 初回から江戸 佑太郎外野手(3年)の適時打、金山 大祐捕手(3年)の犠飛で2点を先制。5回には青木 祐貴外野手(3年)が左前に落とす二点適時打で追加点を挙げると、1年生ながら「6番・ライト」でスタメンした湯本 琢心選手がセンターオーバーの適時打三塁打を放ち、相手の守備が乱れる間に本塁へ還って7対0と突き放した。

 6回にも2点を加え、7回コールド勝ち。森林 貴彦監督は「初回にタイムリーが出たのがよかった。0点でいくと厳しい試合だったと思う」と初回の攻撃を称えていた。それでも、「チームのスローガンが『上昇気流』なので、これからもっと乗っていって欲しい。そのスタート地点に立ちましたが、まだまだ課題は多いと思います」と気を引き締めた。

 次戦は慶応藤沢と対戦が決まっている。夏の大会では史上初となる慶応対決に「歴史的な試合になる。そこに立ち合えることを幸せに感じて、存分に味わいたいと思います」と語っていた。