◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 事前(8日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504yd(パー7…
◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 事前(8日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504yd(パー71)
今季女子メジャー第4戦「アムンディ エビアン選手権」が10日(木)に開幕する。1994年に欧州女子ツアーのメジャー大会として始まり、2000年から米女子ツアーとの共催競技になってグレードアップ。13年には米メジャー昇格を果たした。これまで日本人選手が数多くのプレーしてきたエビアンでの華々しい足跡を振り返る。
元世界ランキング1位・宮里藍は輝かしいキャリアの節目をエビアンで刻んできた。2009年に悲願の米ツアー初優勝。3人が並んだ首位と1打差の4位からスタートした最終日に「69」をマーク。最終18番(パー5)のバーディで通算14アンダーまで伸ばし、やはりバーディ締めで同スコアに並んできたソフィー・グスタフソン(スウェーデン)とのプレーオフにもつれた。
「72ホール目以上に手が震えていた」というプレーオフ1ホール目のバーディパットを沈めて競り勝ち、歓喜の涙を流した。2003年のアマチュア優勝から大フィーバーで日本を席巻し、06年から米ツアーに本格参戦。極度のスランプに陥った07年を乗り越え、当時日本勢の米ツアーメンバーとしては最年少24歳でのタイトル獲得となった。
2011年に大会2勝目。単独首位から後続に2打差をつけて逃げ切った。同年3月に東日本大震災が発生し、高校時代を過ごした宮城県を含む東北地方が甚大な被害を受けた。表彰式の最後に君が代が流れ、フランス航空部隊のパラシュート隊員が日の丸を持ってグリーンに降下。大会全体で復興を目指す日本への思いを共有するような瞬間に感極まった。「そういう心遣いのあったかさが自分の優勝以上にうれしかったです」と涙をぬぐった。
2017年5月に現役引退を表明し、ラストゲームとして選んだのもエビアンだった。予選ラウンドの同組を指名できるという粋な演出を受けて2日間をツェン・ヤニ(台湾)、ポーラ・クリーマーとともにプレー。暴風雨による54ホール短縮競技を通算1オーバー32位で駆け抜けた。ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)から花束を渡され、笑顔と涙で選手生活にピリオドを打った。