<2025年全国高等学校野球選手権京都大会:福知山成美8-1城陽(8回コールド)>◇8日◇2回戦◇太陽が丘球場 春3回、…

<2025年全国高等学校野球選手権京都大会:福知山成美8-1城陽(8回コールド)>◇8日◇2回戦◇太陽が丘球場

 春3回、夏4回の甲子園出場を誇る福知山成美が8回コールド勝ちで初戦突破。先発を任された背番号10の田上 慶投手(3年)が8回を投げて、5安打無四球13奪三振で1失点と好投した。

 福知山成美は最速144キロのストレートにキレ味鋭い変化球を投げるエースの小澤 快心投手(3年)が注目されているが、「この夏はエース1人では勝てない。僕の中ではダブルエースだと思っています」と審研人監督は大事な初戦の先発に田上を抜擢。その期待に田上は応えてみせた。

 「カットボールが良くて、真っすぐでも押していけました」と立ち上がりから快調な投球を披露。3回途中からは6者連続三振を奪う離れ業をやってのけた。

 野手陣は序盤こそ硬さがあったが、3回裏に相手の失策で2点を先制すると、それ以降は実力を発揮。4対1で迎えた6回裏には主将の1番・中井 佑内野手が「打った瞬間にいったと思いました」と手応え十分の左越えソロ本塁打を放ち、勝利を大きく手繰り寄せた。

 投打が噛み合い、初戦を快勝した福知山成美。好投した田上は「緊張感がありながらもしっかり自分の力を出せたので良かったと思います」と胸を張った。

 田上は188センチの長身から最速141キロのストレートにカットボール、カーブ、チェンジアップを操る右腕。間食に自作のおにぎりを食べるなど、1日に5食を食べて体重を昨年の62キロから73キロに増やした。それに比例して球速も向上。小澤とダブルエースを形成するまでの存在になった。卒業後は大学で野球を続ける予定をしており、よりスケールアップできれば、さらに上のステージも見えてくるだろう。

 3回戦では春の王者・京都共栄と対戦する。おなじ福知山市にある私立ということもあり、北部の雄のプライドに懸けて負けるわけにはいかない。

 「春の王者とやれるワクワクがあるので、しっかり倒したいと思います」と意気込む中井。14日に京都府北部のあやべ・日東精工スタジアムで行われる福知山ダービーは白熱した戦いになりそうだ。