(8日、第107回全国高校野球選手権群馬大会1回戦 群馬高専4―6高崎)  選手14人の群馬高専の監督は、現役3年生の生…

(8日、第107回全国高校野球選手権群馬大会1回戦 群馬高専4―6高崎)

 選手14人の群馬高専の監督は、現役3年生の生田凌健(りょうけん)(18)だ。昨夏まで選手として群馬大会に出場。今春就任し、監督として初の夏に挑んだ。

 中学3年の夏の県大会で最優秀打撃賞を受賞、県選抜にもなった。春夏9回甲子園出場を誇る前橋商野球部に入ったが、練習の厳しさなどから体調を崩して部活に行けなくなった時期があった。鉄道関係の仕事に就きたいとの夢があり、1学年遅れるが、退学して群馬高専を一般受験し、再び1年生として入学した。

 群馬高専では1年から4番を任され、5年ぶりの夏1勝に貢献。捕手として上級生からも頼りにされた。規定により、同級生より一足早く、2年目の昨夏に引退。前任の教員監督の異動を機に今年4月、監督に就いた。

 「選手たちは思う通りには動かない。いかに大人たちが難しいことをやっているのかが分かった。思えば自分もだらだらしていたな……」

 迎えた群馬大会の初戦。終盤に相手打線につかまったが、六回までは4―1と試合を優位に進め、堂々と渡り合った。

 3年の選手は昨夏まで生田のチームメートで、学校では同級生。主将の清水大夢(3年)は「同級生監督のもとで明るく仲の良いチームを作れた」。生田は「最後の夏をみんなで戦うことができた。初戦敗退だが、やっぱり野球って楽しい」と語った。(中沢絢乃)

■群馬大会6試合 延長タイブレークで勢多農林9年ぶり勝利

 第107回全国高校野球選手権群馬大会(朝日新聞社、群馬県高校野球連盟主催)は8日、3球場で1回戦6試合があった。勢多農林は延長十回タイブレークの末、桐生工に勝利し、9年ぶりの夏1勝をもぎとった。エースの力投も目立った。渋川工の土屋、中央中等の木下がそれぞれ被安打5の完封勝利を収めた。高崎は中盤まで群馬高専にリードを許しながらも終盤に打線がつながり、接戦をものにした。9日も3球場で1回戦6試合が予定されている。