<2025年全国高等学校野球選手権京都大会:京都共栄10-1同志社国際(7回コールド)>◇8日◇2回戦◇太陽が丘球場 同…

<2025年全国高等学校野球選手権京都大会:京都共栄10-1同志社国際(7回コールド)>◇8日◇2回戦◇太陽が丘球場

 同志社国際のプロ注目選手であるフォーク黒田レイモンド豪内野手(3年)が1番遊撃で出場。5回からは2番手でマウンドに上がり、打者としては3打数1安打、投手としては3回を投げて、3回4失点(自責点3)という結果だった。チームは春の京都共栄に1対10で7回コールド負けを喫している。

 フォーク黒田はアメリカ人の父と日本人の母を持ち、日本で生まれ育った。190㎝の長身を生かした躍動感のあるプレーが持ち味。本職は遊撃手だが、投手としても140キロの速球を投げ、プロのスカウトも潜在能力の高さに興味を示している。

 相手は春の優勝校である京都共栄。1回表に3点を先制される苦しい立ち上がりとなったが、その裏、最初の打席でいきなり見せ場を作る。「外の真っすぐを待っていましたが、真ん中に来たので、思い切り振りました」と春にはノーヒットノーランを達成している小林 海翔投手(3年)から左前安打を放ち、能力の高さを見せつけた。

 しかし、2回表には自らの失策をきっかけに2失点。「本当に申し訳ないという気持ちです」と肩を落とした。

 4回を終えて0対6と劣勢を強いられた同志社国際は5回からフォーク黒田をマウンドに送る。「自分のベストボールを投げられました」と力を出し切ったが、そこは春の王者。簡単には抑えることができず、毎回得点を許して流れを引き寄せることはできなかった。

 コールド負けが目前に迫った7回裏、二死一塁でフォーク黒田に4度目の打席が回る。「最後は思い切って振ろう」と渾身のスイングを見せたが、一邪飛に倒れてゲームセット。最後の夏は初戦敗退に終わった。

 「自分がフィールドに立てているのは、指導者の方であったり、両親であったり、学校の先生方であったり、様々な方に支えてもらっているから。そういう人たちに感謝することを学びました」と2年半の高校野球生活を振り返ったフォーク黒田。今後はアメリカの大学進学を目指して受験勉強に励むという。

 野球も続ける予定で、「両方やっていきたいですけど、まだ決めてないです」と投手と遊撃手の二刀流継続にも意欲を見せていた。

 「もっと気持ちが強い選手になりたい。チャンスで打てるバッター、メンタルの強いピッチャーになりたいです」と将来の目標を語ったフォーク黒田。今後の活躍にも要注目だ。