プレミア勢からの鈴木への評価は依然として高いようだ(C)Getty Images 今オフでの移籍となるのだろうか。パルマ…
プレミア勢からの鈴木への評価は依然として高いようだ(C)Getty Images
今オフでの移籍となるのだろうか。パルマ守護神・鈴木彩艶の去就が話題となっている。
プレミアリーグのウェストハムが鈴木獲得の意思を示したと欧州各国で報じられている。イングランドメディア『Football FanCast』は現地時間7月7日、ウェストハムがパルマに対し、2500万ユーロ（約2200万ポンド）を提示し、日本人GKへのオファーを行ったようだ。
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同メディアは、イタリアの『Parma Live』より鈴木への提示額を引用しており、今オフのウェストハムでは契約満了で退団となるベテランGKウカシュ・ファビアンスキの後任探しが急務となる中、鈴木に白羽の矢を立てたと説明。
また『Football FanCast』によると、現時点ではパルマが鈴木に対し引き留めを行っている他、「22歳のスズキ本人もパルマに残留する意思を持っている」と説いており、その上で、「契約を成立させるには、ウェストハムはより高額なオファーを出す必要がありそうだ」と訴えている。
これまでも欧州ビッグクラブからの関心が伝えられてきた鈴木。浦和レッズ在籍時にはマンチェスター・Uからオファーを受けるも断り、シント＝トロイデン移籍を決意。ベルギーリーグでレギュラーとして活躍した後、パルマを新天地に選びここでも正GKの座を勝ち取った。チームのセリエA残留にも大きく貢献し、その活躍ぶりから、シーズン中よりチェルシーからのオファーなども囁かれていた。
同メディアは、「スズキにはウェストハムの他にも複数のプレミアリーグクラブが関心を示している」として、現在、チェルシーやマンチェスター・Uも獲得を検討しているという。
加えて、鈴木のプレースタイルもウェストハムにフィットするものと太鼓判を押す。「スズキは過去1年間で1試合あたり平均43.59回のボールタッチを記録しており、これは上位11％に相当する数字。足元の技術に優れていることを示しており、グレアム・ポッターの志向するシステムにも適合する可能性が高い」などと見通している。
その上で同メディアは、「正GKのアルフォンス・アレオラの後継者として、ハマーズ（ウェストハムの愛称）はより高額なオファーを出して再挑戦する価値があるだろう」と鈴木獲得を推し進めるべきだと主張している。
セリエA、プレミアリーグとも、GKにとって高いレベルが求められるリーグとして知られており、何れも鈴木がキャリアを積む上で相応しい舞台であることは間違いない。果たして、若き守護神はこの夏、どんな答えを出すのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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