◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 事前情報◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504yd(パー71)…

ディフェンディングチャンピオンの古江彩佳

◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 事前情報◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6504yd(パー71)

今季米本土での3大会を終えた女子メジャーの戦いは、欧州に舞台を移す。2013年から5大メジャーの一角に加わった大会で古江彩佳が日本人初のメジャー連覇に挑む。

前年大会は1打差2位から出た最終日に4日間で3度目の「65」をマーク。最終18番(パー5)の鮮やかなイーグルフィニッシュでステファニー・キリアコウ(オーストラリア)を振り切り、涙とともに初のビッグタイトルを掲げた。

宮里藍が2勝(2009&11年)を挙げている大会では、米欧ツアー共催となった2000年以降で連覇した選手がいない。コロナ禍のスポット参戦だった4年前にも4位に入った好相性の地で快挙への期待がかかる。

直近の2週前「ダウ選手権」まで17試合を消化してシーズンを折り返す米ツアーでは、複数回優勝者がゼロ。力の拮抗しているフィールドで、ここまで米国勢とともに全試合でトップ10入りを果たしている日本勢の安定感が際立つ。

4月「シェブロン選手権」優勝の西郷真央は6月「KPMG全米女子プロ選手権」で予選落ちを喫してから2週のオープンウィークを挟んで調整し、22年に3位に食い込んだエビアンへ。今季1勝の竹田麗央岩井千怜山下美夢有はルーキーながら今季メジャーでも上位争いに絡んできた。

23年大会でそろって3位フィニッシュだった畑岡奈紗笹生優花はシーズンの流れを上向かせたいところ。4度目の出場となる渋野日向子はメジャーのキャリアで唯一トップ10入りがない大会で“苦手意識”を払拭できるか。

アマチュアで出場した2年前には2日目の16番(パー3)でホールインワンを決めた馬場咲希ら、日本勢はメジャー昇格後の大会最多12人が参戦。欧州ツアー単独開催の1997年には小林浩美が優勝を飾るなど、日本人にとって縁の深いアルプスのふもとで頂点を目指す。

<主な出場予定選手>
古江彩佳ネリー・コルダジーノ・ティティクルリディア・コーイン・ルオニンミンジー・リーマヤ・スタークキム・ヒョージュ西郷真央竹田麗央コ・ジンヨンセリーヌ・ブティエ山下美夢有岩井明愛岩井千怜ブルック・ヘンダーソン畑岡奈紗笹生優花勝みなみ馬場咲希渋野日向子吉田優利ロティ・ウォード(アマ)